薬通販ベストケンコー > バイアグラと高齢者のED
バイアグラと高齢者のED
処方箋不要 / 手数料・消費税0円 / 全国送料無料 / プライバシー厳守包装
シンガポールより国際航空小包で発送 / 配送追跡番号通知 / 最短4~10日
高齢のED患者の多くが外来を受診するようになった
内服するだけで簡単にEDが解消されるバイアグラの出現により、それまでは明るみに出ることの少なかった高齢のED患者が多く外米を受診するようになった。これはバイアクラの出現にともなってEDとその治療についての情報も多くなり、EDは治療可能であるということが広く知られるようになったことも一因であると思われるが、やはり内服薬で治療できるという簡便さが最大の理由であろうと思われる。1998年4月のバイアグラ発売当初はアメリカにおける死亡例の報告など、危険性を警告する情報が多く、処方を出す方も服用する方も恐る恐るといった状況であったが、わが国において1999年3月にバイアグラ発売後3年ほど経過した今日まで、医師の処方により服用した例では懸念されたような死亡例は報告されていない。バイアグラ自体は心血管障害を悪化させることはないという報告からも、現在バイアグラの有効性と安全性はわが国においてもはぼ確立されたといってよい状況にある。
高齢者にバイアグラを処方する場合とくに問題となるのは、心血管系の合併症である。これらは加齢にともない増加し、EDとも関連の深い疾患である。バイアグラは血管拡張作用を有することから、それ自体が有害作用を発現するというよりは、服用により性交という運動負荷が急激にかかることの危険性が問題となる。また降圧薬を服用している場合、文献的には降圧薬の種類による副作用の差は認められていないようだが、多剤を併用している場合には注意を要する。また自覚症状もなくコントロールされていない高血圧症例もあるので、このような場合はある程度コントロールしたうえでバイアグラ処方を開始する。糖尿病合併例では3分の1に無症候性の虚血性心疾患が存在するといわれており、心電図を含めた十分な検索が望ましい。
バイアグラを処方した患者を65歳以上の高齢群と64歳以下の若年群に分けると、高齢群では当然、高血圧、心疾患の合併率が高く、バイアグラの有効率は若年群に比して有意に低かった。しかし、副作用の発現率をみると高齢群の方が若干低いという結果であった。高齢群では高血圧などの合併率が高い関係で、降圧薬を服用している例も当然若年群より多いことから、薬剤の影響も否定できないが、薬剤を服用していない例でみても、有効率は低いことから、やはり主たる原因は血管に病的変化が強いために、血管作動薬であるバイアグラの有効率が低くなり、血管の反応による副作用も少なくなったのではないかと考えられる。
バイアグラの添付文書によると、高齢者では低用量からの開始が推奨されているが、実際には25mgでは有効性が低いため、とくに問題となる合併症がない場合は高齢者でも50mgからの投与で問題ないと考られています。